本記事は広告を含みます
車の消耗品で一番高額になってしまうものの代表格がタイヤです。
高額であるがゆえ、多くの人ができるだけ安いタイヤで済ませたいと思っているようです。なぜなら、そのような人はタイヤを安く済ませる事において起きるリスクを知らないからです。
では、そのリスクとは一体なんなのでしょうか?そのリスクを知る事により、安物買いの銭失いになってしまう可能性を未然に防げるのであればそれに越した事はないですよね。
安いタイヤは事故の原因になる可能性が比較的高い
安いタイヤほど、磨り減るスピードが速くトラブルを招きやすいとされています。
例えば50以下の扁平率で一本5000円などは中国製のタイヤである事が殆どです。最近、中国製のタイヤが頻繁にバーストするという報道がいくつもありました。
突然、何の自己過失も無いのにバースト⇒事故というパターンがいくつもあります。タイヤの能力が低くてもっとも困るのは、このようないざというときです。
普段の走行ではタイヤの能力を使い切らないのでタイヤがいざと言うときにいかに使えなくなるのかに気が付きません。そして気付いた時には悲劇を生んでいます。
擦り減った状態のタイヤをつけたままで起こるトラブル
擦り減った状態のタイヤをつけたままでいるとどのようなトラブルやデメリットが起きるかについてです。
タイヤというものはよく見ると溝が彫ってあり、細やかなデコボコもあっていくつものブロックで構成されています。
タイヤはゴムでできており、ゴムというのは大きければ大きいほど衝撃を吸収する力が強くなります。変形する量も同じです。タイヤが磨り減るというのはこのブロックが小さく消滅していくことをいいます。
そしてブロックが小さくなるということは、吸収する力が弱まり変形する量も減ってしまうということです。つまり、そうなってしまうと車の乗り心地が悪くなり、タイヤのグリップ力が弱まってしまうという事になります。
タイヤが磨り減る事のデメリットはそれだけではありません。雨などの日にタイヤが正常に周り滑らずに走っているのは、溝を通ってタイヤの外に水を吐き出しているからです。溝の深さが減っていけば抜け道がなくなり、水を外に吐き出す量が減り雨の日に滑りやすくなります。
場合によってはハイドロプレーン現象(タイヤと地面の間に水の膜が出来てタイヤがグリップ力を失い操縦不能になる)をおこしやすくなります。また、水だけでなく空気の抜け道もなくなるのでロードノイズ(自動車が走行中、路面とタイヤの摩擦・
このようなトラブルが起きてしまう前にタイヤは新品に交換しておく必要があります。目でタイヤの状態を確認するのは当たり前として、ロードノイズやハンドルが重くなるなどの走行中の乗り心地が悪くなってきた時点で交換すれば尚良しです。
タイヤで安物買いの銭失いにならないために
タイヤ交換の際にどのようなタイヤを選ぶのかが肝心です。冒頭での「安物買いの銭失い」にならないためには、最低でもメーカー指定のタイヤを履かせるようにしてください。
メーカー指定のタイヤというのはメーカーがその車を開発する際にマッチングを熟慮して決定したものですから、高級車と言われるものほどそのマッチングは適正に設計されています。車のためにタイヤを開発する場合もあるくらいです。
もし可能であれば、メーカー指定を無視してでもそれよりもワンランク上のタイヤを選ぶ事が大事です。
ワンランク上のタイヤでどのようなタイヤを選べばいいのかと分からない時は、高級車についている種類のタイヤで自分のタイヤサイズを探すようにしてみてください。
タイヤは消耗品でも立派な精密機器
「高いものほどいい」というのはあまりに当たり前の話に思えるかもしれませんが、精密な技術を要する製品には「安かろう、悪かろう」という言葉があてはまるのです。車の部品は工業製品です。工芸品なら話しは別かもしれませんが、値段の高さは製品の開発費や材料費であるコストと比例しているのです。
タイヤは路面からの衝撃を最初に吸収してくれる重要なパーツです。タイヤの性能が高ければ、他のパーツを補う程の機能を果たしてくれます。
「タイヤにはお金をかける」これは車を持つものにとって、鉄板ともいえる重要なポイントなのです。